サブスクについて

サブスク流行の理由は“利用者想い”にあり!ビジネスモデルの裏側をわかりやすく解説!

流行語大賞にもノミネートされるほど人気を集めている「サブスクリプション」というビジネスモデル。サブスク元年と言われた2020年から盛り上がりを見せる、流行の秘密やサービスの裏側を解説していきます。

サブスクリプションとはそもそも何?

 「サブスクリプションを説明して」と言われると、言葉が詰まるって方は意外と多いのでは?それもそのはず。サブスクリプションは日常に馴染みこんでいるとはいえ、言葉よりも先に利用の普及が拡大しています。サブスクリプション(定額制)をひと言でまとめると「利用者想いのレンタルサービス」という意味です。

 具体的な例を挙げると人気動画サービス「Netflix(ネットフリックス)」。スマホで観られる時代が来る前は、都度DVDのレンタル屋さんに行って、借りたい作品を選んで自宅で観て、期限内に返すというのが一般的でした。ですが「Netflix」の登場で、観る作品をあまり考え込んで選ぶ必要がなく、いつでも観られて、鑑賞の期限もなし。しかも、たったの月額¥1,000程度で24時間見放題が叶いました。

 スマホで全て完結するので、サービスを提供する側も無駄なコストを削減できます。利用者も提供者もWin-Winなサービスが、サブスクリプションの普及で当たり前になりました。

サブスクはどうして人気なの?

 日本ではまだ認知度としては低く、まだまだ人気拡大に大きな期待ができるサブスクリプションですが、海外ではもっと日常的に使われています。そこには明確な理由がありました!

サブスク流行の理由1. 所有→利用に生活が変化

 第1に【生活様式の変化】があります。モノ消費からコト消費が当たり前になって、有形よりも無形のサービスが一般化していきました。また、核家族や一人暮らしが増加している昨今。これまでは、一軒家を持つことを人生設計の1つとして考える方が多くいましたが、今は「マンションでの生活で十分」という考え方が増えてきました。

 そんな限られた空間で暮らすとなると、置けるモノの数にも限界が来ます。より質の高い生活を送るためには、もはや有形のモノではなく、無形のサービス(コト)を必要な時に使うことが、今のライフスタイルに合っています。

サブスク流行の理由2. テクノロジーの進化が速い

 続いては【中古の価値が下がりやすい】こと!車が最もわかりやすい例で、自動運転の実現化が可能になる未来がすぐそばまで来ていますよね。そんな中、5年前に買った車の市場価値は、従来よりも高くなりにくい傾向にあります。

 機能性を第1に置かない高級車や、よほど希少性のある車は異なりますが、基本的には最新技術が搭載された車の方が、圧倒的に需要が高まります。科学技術の発展により、長期期間の所有を求める人が少なくなっていることもサブスク流行の理由です!

サブスク流行の理由3. サブスク+付加価値のコンテンツが急増

 サブスク需要の拡大によって、競合との差別化を図るために【付加価値の質が向上】してきています。音楽・動画などのもはや日常の当たり前になっているサービス以外にも、車や衣料品、外食のサブスクも増えてきています。自分のサービスを選んでもらうためには、競合他社にはない「プラスα」のコンテンツが増えていくことでしょう。

 既に始まっているものとしては、例えば衣料品のサブスク。利用者が着たい服を選ぶだけでなく、プロのスタイリストが選んでくれるのです!また、月額¥500で入れるAmazonプライムにも工夫が。プライム会員になると映画や音楽が見放題になるだけでなく、買い物で割引になったり送料が無料になったりと“会員限定”のサービスが充実しています。サブスクの選択肢が増えていくにつれて、利用者にとってお得感のあるサービスを選べるようになります。

サブスク流行の理由4. 高齢化社会とサブスクの親和性が高い

 続いては日本ならではですが【高齢化社会にマッチ】していること。今展開されているサブスクサービスは、基本的に家で楽しめたり届けてくれたりするサービスがほとんどです。そのため、今後ますます高齢者が増えていく中で、サブスクの本領を発揮していきます。

 現在の70代、80代でスマホを使いこなしている方は少ないかもしれませんが、40〜50代のほとんどがスマホが当たり前の世代です。スマホ1台で選択〜注文〜配達依頼までできる便利なサブスクサービスの広がりによって、今後の介護業界の在り方も変わってくるかもしれませんね!

サブスク流行の理由5. 収入の見込みが立つ

 最後はサービス提供側のメリット【安定した収入が得られる】ということ。1ヶ月まとめて支払うシステムなので、収入がどのくらい入るのかの読みがしやすくなります。完全宅配型の食事系サブスクに関しては、無駄なコストが一切なし。フードロスの問題解決の1つとしても注目されています。

 また【ファンを呼び込みやすい】点も魅力。例えば「はなまるうどん」が期間限定で毎年開催している、¥300の天ぷら定期券。¥290以上のうどん+天ぷらで、天ぷら代が期間中いつでも無料になるシステムです。これにより「せっかくだから近くの『はなまるうどん』に寄ろう!」という心理が働き、来店者数が自ずと増えます。

今後もサブスク流行は広がる予感

 以上5つのサブスク流行の理由を見ていくだけでも、今後も期待できるサブスクサービスの可能性。利用者のお得が大きいのはもちろん、提供側にとっても従来は難しかった収入の見通しがしやすく、双方にメリットがあります。
 さらに、サブスクの基盤であるインターネット環境の進化や、「AI」、「5G」といった来の技術との親和性も高いので、ますますサブスクサービスが拡大することでしょう♩

働き方改革やコロナで見えた、在宅×サブスクの将来性

 コロナ渦で在宅勤務をしている会社も多かったはず。元々『働き方改革』で通勤のストレス緩和という面から、リモートワークという働き方が徐々に広がり始めていましたが、コロナの影響でひと足先に実装できた会社もありました。
 サブスクサービスを生活に取り入れて、おうち時間を楽しむ方も!例えば「dTV 」で映画をみまくったり、オンラインフィットネス「SOELU(ソエル)」で運動不足を解消したり、自宅で英会話レッスン「DMM英会話」をしたり…。サービスの汎用性が高まることで、サブスクがもっと日常的に入り込むことは容易に想像がつきます。

ゲームのサブスクが海外ではアツい

 最後に、話題のサブスクサービスを紹介していきます。それはゲームのサブスク!先駆けとなっているのが「Apple Arcade」です。人気のゲーム製作者とコラボをしたタイトルを含め、100以上のゲームが¥600で遊び放題。もちろん広告が表示されることはなく、操作途中のイライラもなくなります。デバイスはスマホだけでなく、iPad、Mac、Apple TVでもOK。最大6人までアクセスできて、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが充実しているので「Apple Arcade」1つで家族全員が楽しめます。

 また、Appleに対抗して2019年9月に開始されたゲームのサブスクが「Play Pass」です。アメリカでは始まっているものの、残念ながら日本には未上陸。ゲームだけでなく仕事で利用できるような、GooglePlayの有料アプリも利用し放題!ビジネスマン必見のサービスも盛り上がりそうな予感です。

サブスク流行には明確な理由があった!

流行語大賞にノミネートされただけでなく、社会の動向やライフスタイルの変化によりサブスクが流行っているのには、しっかりとした理由があります。日本の場合は特に高齢化社会が待っていることもあり、賢くサブスクを使うことが未来の生活を変えることに繋がるはず。今後の広がりにも期待が膨らみます!